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染み抜きクリーニングのメリットや料金の相場

ある日、気が付いたら「お気に入りの服」にシミができていてガッカリ…。私たちが毎日着用している衣類には、食べこぼしや飲みこぼしなどの「目に見える汚れ」の他にも、皮脂汚れや排気ガスのような「目に見えない汚れ」が残っているかもしれません。
でもお気に入りの服ほど、定期的にクリーニングに出してお洋服を長持ちさせたいですよね。ここでは、染み抜きクリーニングのメリットや料金の相場についてご紹介します。

シミが出来てしまった衣類はクリーニングで落ちる?

「服に醤油をこぼしたけど、後でお手入れすればいいや…」なんて後回しにして出来たシミ汚れ。でも食べ物によるシミ汚れは、「食べ物のタンパク質などの汚れ」の上に「水溶性の汚れ」や「油溶性の汚れ」などが重なっています。

これを1週間も放っておくと、汚れは繊維の中に染み込んで落ちにくくなり、更に1ヶ月以上も放っておこうものなら「クリーニングでも落とせないほど変色してしまう」ことになるのです。

シミ抜きは、施しようがないほど変色する前に、早めにクリーニングに出してクリーニング代も安く抑えたいですね。

服についてしまった汚れの種類でシミのやり方が違います

「シミ」と一言で言っても、その汚れの種類・成分はさまざま。前述の「食べ物のシミ汚れの一例」でいえば、最初に「油溶性の汚れ」を落としてから、「水溶性の汚れ」「食べ物のタンパク質などの汚れ」など、成分毎に汚れを落としていかなければなりません。

これらの作業は「無料シミ抜き」などの工程で落ちるものなのか、「オプションを付けることで落ちるのか」どうか店員さんと相談して、必要であれば適切なオプションを付けてもらうのもいかがでしょうか。

落ちにくいとされているシミ一覧

一般的に「落ちにくいとされているシミ」の種類には「ファンデーション」や「皮脂汚れ」、「チョコレート」「ボールペン」「排気ガス」などの油ジミがあります。

ブラウスに付くことも多い「ファンデーションの汚れ」は、汚れた箇所の下にいらないタオルやキッチンペーパーを敷いて「メイク落としを付けた綿棒」で軽くたたくと、汚れを落としやすくすることができますよ。

ただしオイルタイプの化粧落としは、逆にシミの原因になることがあるので使用しないようにしましょう。

皮脂汚れと油系の食べ物の汚れ

ファンデーション以外の油溶性の汚れの中でも、「皮脂汚れによるシミ」には「スクラブ洗顔などの洗顔料」と「歯ブラシ」を使いましょう!

油溶性の汚れが「油系の食べ物の汚れ」なら、基本的にはティッシュなどで大きな汚れを拭き取ってから、汚れた箇所を表と裏から挟んで汚れを移しとります。

あとは中性洗剤でもみ洗いをして洗濯するだけ。落ちにくい汚れには、酸素系漂白剤も使って効果的にシミ汚れを落とせると良いですね。

ボールペンなどの特殊な汚れ

「なかなか落ちないボールペンなどの汚れ」は、熟練の職人さんにお任せするのが1番です。このような特殊な汚れは「除光液」や「エタノール」などを使っても、汚れが伸びるだけでなかなか落ちません。

ボールペンの汚れは、洗濯をすることで色んなところに汚れが移って「クリーニング屋さんでも落とすことが難しくなる」ことがあるので気を付けましょう。特殊な成分によるシミ汚れは、ボールペンなどの汚れも得意としているクリーニング店に依頼することをオススメします。

水溶性の落ちにくい汚れ

油溶性と真逆の「ワインやコーヒー、醤油などの水溶性の汚れ」は、濡らしたティッシュでつまんで、それから乾いたティッシュでつまみ取ることで汚れを移しとることができますよ。

私事ですが、過去にワインをこぼしたときには、奇跡的に水と手洗い石鹸で汚れを落とすことができました。しかし、これはシミを広げてしまう原因にもなるためオススメできません。食べこぼしや飲みこぼしによるシミも、応急処置を施してからクリーニングに出した方が安心です。

運動部や習い事での泥汚れ

お子さんの野球のユニフォームに付いたガンコな泥汚れって、洗濯しても真っ黒のまま。このまま子供に履かせるわけにもいかないし、毎回購入するわけにもいかないし、お母さんは本当に大変でしょう…。

このようなの泥汚れを効果的に落とすためには、まず「はらい落せる泥」は全て払い落として、それから直接洗剤をかけて洗います。それでも落ちない場合は、酸素系漂白剤も使って洗いましょう。

靴下に付いた泥は、ドライヤーなどで乾かしてからはらうと、表面の泥が落ちやすくなりますよ。最近は「スティックのりの粘着力を使って汚れを洗い流す」という面白い方法もあるようです。よかったら試してみてくださいね。

血液の汚れにお湯はNG

女性のおりものの汚れなどの「血液の汚れ」って一度つくとなかなか落ちないですよね。そして意外にも、血液の汚れ×熱湯の組み合わせはNGと言われています。

また直接漂白剤を塗るのも「血液を落としにくくしてしまう」ので気を付けましょう。血液汚れには「水」か「40度以下のぬるま湯」で軽く洗ってから、酸素系漂白剤を直接かけて洗剤で洗うようにしましょう。

血液の汚れには、重曹で手洗いした後に洗濯すると、「重曹の発砲パワー」と「液体洗剤」の相乗効果で汚れが落ちやすくなりますよ!このように染み抜きは、汚れに合わせた処理が必要だということが分かりますね。

クリーニングで染み抜きをお願いしたら値段の相場はいくら?

クリーニングでの染み抜きの料金は、一般的に「シミの場所」「シミの範囲」「「シミができてからの時間」「熟練さんの職人さんの料金」などによって変わってきます。

例えば、衣類を汚してしまったばかりで、汚れの範囲は500円玉程度なら「通常料金プラス300円程度」で染み抜き加工を施してもらえます。ただし、ボールペンなどの落ちにくい特殊な成分の汚れなら900円程度になるようです。

また衿や脇、袖口などの広範囲の黄ばみのシミ抜きなら800~2,500円。全体的なシミなら、シャツ類で3,500円もクリーニング代がかさむことがあります。あとは排気ガスなどによる見えないシミ汚れも、定期的にクリーニングに出して綺麗な状態を維持できると良いですね。

染み抜き処理の内容

クリーニング屋さんでは「何の汚れによるシミなのか」「汚れてから時間は、どのくらい経過しているのか」などから総合的に判断して「油溶性・水溶性の染み抜き」「部分漂白」「(内容によっては)染色補正処理」などを行います。

残念ながら変色してしまったシミも、お店によっては「(シミの種類に合わせて)蒸気を当てながらの漂白」と「生地に合った染料で染色する作業」を重ねて、染色し直してクリーニングするというお店もあるようです。

宅配クリーニングとシミ抜き

時間が経過するとシミ汚れは落ちにくくなるものの、クリーニング屋さんに持っていくのも大変…。でも宅配クリーニング屋さんなら、早めに予約することで24時間以内に集荷に来てくれるところもありますよ!

気になる染み抜きも、宅配クリーニングでは「無料で行ってくれるところ」もあります。
気になる金額も、お得なパック料金などを利用して出費を抑えるのもいかがでしょうか。

まとめ

染み抜きクリーニングには、シミの成分に合わせたシミ抜きを施してもらう必要があります。自宅ではなかなか落ちないシミも、最初からクリーニング屋さんに依頼することで「汚れを悪化させることなく落とすことができる」でしょう。

またシミが残ったままで諦めていた衣類も、部分漂白や染色補正処理などを施すことで新品のように蘇るかもしれません。お気に入りの服は、特にシミ汚れができるまえに定期的にクリーニングに出して衣類の状態を整えるのもいかがでしょうか。