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着物のクリーニング料金の相場や頻度は?

 

平面的な様式に、日本の四季を表す美しい着物。最近は、洋装に着物をおしゃれに羽織る方もいるようですね。このように和洋折衷のファッションを楽しむ方もいる一方で、着用後には「どのようにお手入れをしたらいいのか」悩むこともあるでしょう。

自宅では取り扱いが難しい着物も、クリーニングならバッチリ!ここでは着物のクリー二ングと頻度、料金の相場についてご紹介します。

着物クリーニングとは

着物というと、繊細な素材と柄、小物も多くお手入れが大変!洗い方は、「丸洗い」可能なタイプもあれば、縫い合わせの糸をほどいて特殊な溶剤で洗う「洗い張り」で洗わなければいけないものもあります。

また、自宅で洗うとなると「縫い止め」が必要になることもあるでしょう。でも着物クリーニングのプロなら、これらの作業も全てお任せ!クリーニングでは、デリケートな着物一式もまとめて綺麗にしてもらうことができますよ。

着物をクリーニングに出す頻度は?

普段はなかなか着用する機会が少ない着物。実際、着物は「子供の七五三や夏祭り、お茶会などのイベントでしか着用しない」という方がほとんどでしょう。このように何年かに1度しか着用しない場合は、着用後にクリーニングに出した方が良いですね。

一方、普段からお稽古、また洋装に合わせて着用している場合は「汚れやニオイが蓄積しないよう定期的にクリーニングに出した方が良い」でしょう。着物は「汗ジミ処理が可能な1ヶ月毎のクリー二ング」で、着物の状態を維持できると良いですね。

あとは「雨」に濡れたり「食べ物の汚れ」等が付いた時、「ニオイ」が気になる時には、早めにクリーニングに出すようにしましょう。着物は、最低でも「シーズンオフに1回のクリーニング」で着物のトラブルを未然に防ぐのもいかがでしょうか。

着物のクリーニング料金の相場は?

着物のクリーニング料金というと、とても高くて「毎月クリーニングに出すのは難しい」イメージがありますよね。洗い方と料金では、着物のドライクリーニングとされる「京洗い」など「丸洗い可能なタイプなら5000~15,000円」「洗い張りなら12,000~15,000円」程かかることもあるようです。

そして着物が汚れた時には、シミ抜き代1,500~8,000円が別途上乗せされます。高価でお気に入りの着物は、高くても定期的にクリーニングに出して、汚れがとれなくなってからの「シミ抜き代」なども抑えたいですね。

長襦袢だけ自宅で洗う

高価な着物クリーニングの料金を抑えるためには、「長襦袢(ながじゅばん)だけ自宅でお洗濯して料金を安くする」のもいかがでしょう。この長襦袢とは、着物用の下着のことです。

着物を着用した後には、長襦袢にも「汗などの(目に見えない)水溶性の汚れ」が付いています。 この水溶性の汚れは、自宅での「水洗い」や「液体洗剤」でも落とすことができるので、「洗濯可能な素材であれば手洗いしても良い」ですね。

※このときも縫い止めをしてから、「絹」の粗い方と同じように手洗いする必要があります。
でも縫い止めや、絹の粗い方に慣れていない方は、クリーニングに出した方が無難です。

正絹の着物は、取り扱いが難しい

着物の中でも「絹だけでできている正絹(しょうけん)」の着物には、着用後、汚れていないと思っていても「数日後に汚れが浮き出てくる」ことがあります。

正絹の素材の着物に限ったことではありませんが、着物を着用した後は必ず「数日間の陰干し」で、湿気を除去。そして洗濯不可の素材の正絹の着物も、汚れが蓄積する前に定期的にクリーニングに出すようにしましょう。

着物クリーニングにかかる日数

着物クリーニングと一言でいっても、着物のお手入れでは「帯」や「長襦袢」などの小物もお手入れしなければなりませんよね。このように細々とした着物クリーニングにかかる日数は、早くて1~2週間。

シミ抜きなども施してもらうなら3週間~1ヶ月程度かかることがあります。時間もかかりますが、高価で繊細な着物は「着物クリーニングの実績があるお店」で、生地を傷めずにお洗濯してもらいたいですね。

パールトーン加工で汚れ・カビを防ぐ!

着物を着用する前、また長期保管の前には、予め「着物を保護するパールトーン加工」で、「防水・防カビ対策」をしておくのもオススメです。因みに、このパールトーン加工の価格は、15,000~3万円程度となっています。

価格だけ見ると高いものの、「雨などによる汚れ」や「長期保管の際のカビ」からも守ってくれて、保証期間も「クリーニング店によっては10~20年保証してくれる」ところもあるようです。

あとは高価なパールトーン加工が難しい場合は、「撥水加工」や「ガード加工」などで、着物を守るのもいかがでしょうか。

着物の保管方法

着物の収納では、着物は「たとう紙」とよばれる紙袋に入れて、「桐のタンス」に保管することが多いですよね。たとう紙は「通気性が良く・湿気」からも守ってくれて、桐は「虫除け」にも適しています。

そのためクリーニング後には、着物もビニール袋から外して陰干ししてから、着物専用のたとう紙に入れて保管。たとう紙は、「デパート等でも1枚500円程度」で購入することができますよ。

桐のタンスがない場合には、「ウコン染めの風呂敷」で包んでから、「除湿剤」や「乾燥材」「和服用の防虫剤」等と一緒に、「密封性が低い衣装ケース」で保管してください。※保管中も「年に1~2回の湿度の低い晴れの日の虫干し」で、保管中の虫食いも防ぎましょう。

まとめ

夏祭りのときには、子供の着物に「泥」や「食べ物の汚れ」が…。そして着物についた汚れは、放っておくと着物の内側にまで浸透していきます。すると「シミ汚れ」になってしまうこともあるので注意が必要です。

お気に入りの着物は、「着用後の早めのクリーニング」と「汚れが付きにくくするオプション」で、着物も大事に守りたいですね。