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毛玉取りの原因と対処方法

ニットやセーターを着用することが増える冬の季節には、洗濯するたびに衣類に毛玉が…。でも毛玉取り器などでは、うまく毛玉が取れなくてイライラすることもあるでしょう。

でも毛玉処理は「衣類の素材」や「毛玉の大きさ」に合う処理を行うことで、生地を傷めることなく滑らかな衣類に元通り!ここでは毛玉ができる原因と、毛玉取りブラシの効果、毛玉取りの様々な方法、毛玉の一番良い取り方についてご紹介します。

毛玉ができる原因

毛玉は、主に「摩擦」と「静電気」によって発生します。衣類の摩擦によってできた「毛が飛び出す毛羽(けば)」は、毛玉の元に。この「衣類からはみ出た繊維を毛玉に変える」のが静電気です。

つまり、空気が乾燥しやすくなっている冬の季節には、ニットやセーターに静電気が発生!毛玉もできやすくなっています。でも、この2つのポイントをおさえれば毛玉の発生も抑えることができるのですね。

毛玉が出来やすい素材

毛玉が出来やすい素材は「ポリエステルやアクリル混紡」などの化学繊維。一方、「毛玉ができにくいのはウールやカシミア、アンゴラ」「綿や麻、シルク」などの天然の繊維と言われています。

これは天然の繊維にできる毛玉は「繊維が柔らかいため、自然に剥がれ落ちやすくなっている」から。一方、化学繊維にできる毛玉は「繊維が強いので残りやすく」なっています。

でも天然の繊維でできている衣類も「毛玉による着用感」が出ないように、適切なケアを怠らないようにしたいですね。

毛玉取りブラシの効果

毛玉取りブラシは「生地を傷めずに毛玉を取りたい人」にオススメです。ブラシは、繊維の流れに沿ってブラッシング!※繊維に沿ってブラッシングをしないと、逆に繊維が絡みやすくなるので気を付けましょう。

毛玉取りブラシは、衣類についたホコリなども取り除きながら、毛玉のケアも行うことができます。毛玉取りブラシは、毛羽の絡みもほぐしてくれるので「毛玉予防」にも役立ちますよ!

※毛玉取りブラシほどではありませんが、エチケットブラシも「綿などの衣類のホコリ」や「毛玉処理」に使うことができます。

イノシシ毛の毛玉取りブラシ

毛玉取りブラシの中でも、特に「イノシシ毛が使われているブラシ」は、柔らかく・弾力性があり「ニットやセーターの風合いを損ねずに毛玉を取る」ことができます。

イノシシ毛は「静電気がおきにくい」特徴があるので、衣類に「摩擦がおきても毛玉になりにくい」のです。毛玉とりブラシは「大きさ」や「持ちやすさ」にもこだわることで、より毛玉を取りやすくすることができますよ!

毛玉取りの様々な方法

毛玉取りの方法には、大きく「毛玉取りブラシ」を使う方法の他、「毛玉取り器」「ハサミ」「カミソリ」「セーターストーン」を使うといった5つの方法があります。

まず毛玉取り機を使う場合は、片手で「生地の裏側から毛玉がある場所を押さえて」、もう片方の手で「円を描くようにやさしく回し」ながら毛玉を取り除きましょう。毛玉取り器は、電源を入れて、衣類の表面をやさしく滑らせるだけで毛玉を取ることができます。

機械は「衣類の素材と相性のいいもの」を選んで、毛玉取りの効果を高めましょう!※「ふわふわした素材」や「毛足の長い素材」の衣類に、相性の悪い毛玉取り機を使うと、衣類に穴が開きやすくなるので気を付けましょう。

ハサミやカミソリで切り落とす

「部分的にできた・大きな毛玉」を取る場合は、眉はさみなどの小さなハサミで、毛玉を切り取るのもオススメです。ハサミを使う場合は、アイロン台などの「平らなところに衣類をおいてから毛玉を取り除く」と良いでしょう。

一方、カミソリは、繊維の上を滑らせるだけで「広範囲の毛玉」を取り除くことができます。カミソリは、T字のカミソリだと比較的安心して使うことができそうです。※カミソリを使う時に、力を入れすぎると「生地ごと切ってしまうことがある」ので気を付けましょう。

カミソリは、歯を立てずに、衣類の上でやさしく滑らせて毛玉のみを切り取ります。ハサミやカミソリを使う場合は「ボタン周り」や「縫い目の周りの糸」も切り落とすことが無いように気を付けましょう。

セーターストーンを使う

セーターストーンとは「ニットやセーターの毛玉取りに特化した毛玉取りグッズ」です。セーターストーンは「天然の軽石」でできていて、表面のデコボコ部分で毛玉を取り込みます。

スエードやフリース素材にできた毛玉も、衣類の表面をやさしく撫でるだけで、衣類の生地は傷めずに「はみ出た繊維のみ」を除去!セーターストーンは、ハサミで切ることができないような「小さな毛玉」を取る時にオススメです。

やってはいけない方法

毛玉取りの方法の中でも、やってはいけない方法には「手でむしり取る方法」と「スポンジの裏を使う方法」があります。まず、手でむしり取る方法は、毛玉が出来る原因の「衣類から繊維が飛び出す毛羽」が増えて「毛玉ができる元」を増やしてしまいます。

他方、スポンジを使う方法は「スポンジの裏の研磨材」が、生地全体を傷める原因に。またスポンジと同じ原理で、毛玉取り除く「やすり」も、生地全体を傷める原因になるので使わないようにしましょう。

既に「スポンジ裏」や「やすり」で毛玉処理をしてしまった場合は、「スチームアイロンをあてて、飛び出ている繊維を抑える」のもいかがでしょうか。

毛玉の一番良い取り方

あまり知られてはいませんが、クリーニング店によっては「毛玉取りと毛玉を防ぐオプション」を付けることができます。これは「衣類の洗浄と毛玉取り・毛取り予防」もしてくれて、更に「リファイン加工」もあれば「新品同様のふわふわした仕上がり」にしてくれるというものです。

リファイン加工では「衣類の繊維を滑らかにする」ほか、繊維から「はみ出た毛も絡みにくく」してくれますよ。リファイン加工では「通常クリーニングの約4倍の効果」で、毛玉の原因になる静電気も抑えることができます。

毛玉予防の方法

お気に入りのカーディガンなどに「毛玉をつきにくくする」ためには、まず洋服ブラシなどで衣類についたホコリや毛玉を取り除きつつ、毛並みを整えておきます。

そして洗濯の前には、衣類を裏返して綺麗にたたんで「(ピッタリサイズの)洗濯ネット」に入れましょう。洗濯機で洗う場合は、「ドライコース」などのやさしい水流で洗います。
最後に「柔軟剤」で仕上げて、生地をなめらかな状態に整えましょう。

一方、手洗いの場合は、短時間で仕上げて衣類の摩擦を軽減!毎日のように着用するニットなどは、続けて着用するよりも「2~3日休ませてから着用する」などして「衣類の摩擦を減らしてあげたい」ですね。

自宅では、お洗濯の後に「毛玉防止スプレー」や「静電気防止スプレー」を使うと、手軽に毛玉予防ができそうです。

まとめ

毎日できる毛玉は、衣類が網目が大きいニットなら「毛玉取り機」を使い、毛羽だちつつあるニット等には「毛玉取りブラシ」で、毛羽立ちを抑えつつ毛玉処理をするのがオススメ!

毎日のように着用するスーツや、冬に重宝するニットやセーターは、定期的にクリーニングに出して「毛玉ができないようにしておく」のも良いですね。

毛玉ができやすい衣類も、クリーニングの「毛玉取り・毛取り予防」「リファイン加工」で、新品のような仕上げりに戻してもらうのもいかがでしょうか。