マフラーのクリーニング、料金や頻度、注意点
寒い冬でも、上質素材で首元から体を温かくしてくれるマフラー。マフラーは、毎日着用することでファンデーションの汚れや皮脂汚れ、食べ物の汚れが付くこともあるでしょう。他にも、摩擦による毛羽立ちや毛玉などの「生地の傷み」も気になるところ。
でもクリーニングなら、マフラーの寿命を縮めることなく、目に見えない汚れも綺麗にしてもらうことができますよ。ここではマフラーのクリーニングと料金、洗濯の頻度と注意点についてまとめます。
マフラーのクリーニング料金相場は?
マフラーのクリーニング料金は、「素材」や「長さ」等によって異なります。相場は、500~1000円程度となっていますが、素材が「ウールやカシミヤなどの高級素材は2~10倍のお値段になることもある」ようです。
それでもお洗濯だけではなく、「アレルゲンの除去」や「上質仕上げ」なども施してもらえると思うと、少し高くてもクリーニングに出して「清潔・ふわふわのマフラー」に復活させたいですね。
マフラーをクリーニングに出す頻度
マフラーのクリーニングは、基本的には「シーズンオフに1回」出せば問題ありません。でも、毎日のように着用している場合は、「月に1回のクリーニング」で、シミ汚れも防ぎたいですね。
あとは「汚れが付着したとき」や「ニオイが気になるとき」には、早めにクリーニングに出しましょう。そして「収納前にも、もう1度クリーニング」に出して、衣類の内側に残っている汚れも取り除いてから保管。
でもアレルギー体質の方は「マフラーを何本か持って、交互に着用したり、定期的に自宅でお洗濯する」のも良いと思います。
水を使わないドライクリーニング
マフラーの素材というと、ウールやカシミヤ、ニット、合成繊維などさまざま。その中でも特に、ウールやカシミヤなどの上質素材は「水に弱い性質」があるので、水洗いをすることで縮んだり、風合いが変わってしまうこともあるでしょう。
でもクリーニングでは、水とは異なる溶剤で洗う「ドライクリーニング」という方法で洗濯することができるので、縮みの心配もありません。
マフラーをクリーニングに出す際の注意点
マフラーをクリーニングに出すときには、前述の通り、マフラーの素材が「上質素材の場合はドライクリーニング」で洗濯してもらうようにしましょう。また、デリケートなシルクや麻などの「天然の素材の場合もドライクリーニング」でお洗濯。
必要であれば、店員さんには「どの部分に、どんな汚れ・ニオイがあるか」等も伝えておいた方が良いでしょう。汚れは「水溶性の汚れ」か「油溶性の汚れ」か、その「両方」かによって、洗濯方法は変わってきます。
これらをきちんと伝えておかないと、適切な方法で洗濯してもらうことができません。たとえばニオイの問題では、「カビ臭が気になっていてクリーニングに出した」のに、汚れは落ちていても「ニオイが残ったまま」ということもあり得ます。
マフラーのクリー二ングも、必要であれば「防臭加工」などの適切なオプションを付けて満足の仕上がりにしてもらいたいですね。
※加工には、オプション代が別途必要です。
マフラーを保管する際の注意点
マフラーも、クリーニングに出して戻ってきたら「ビニール袋」から出して、わずかな湿気も飛ばしておきましょう。もし仮に生乾きで、ドライクリーニング溶剤が残ったまま着用すると「皮膚炎」を引き起こしてしまう事があります。
そしてお気に入りのマフラーは、着用後もきちんと陰干し。簡単なブラッシングもして、マフラーを長持ちさせたいですね。
※ブラシは、繊維を傷めない「獣毛ブラシ」がオススメです。
保管するときには、「丸めたタオル」にくるんで衣装ケースに保管。ハンガーにかけておく場合は、タオルをハンガー部分にまいて、ハンガーによる「折り目のシワ」もできないように気を付けましょう。
自宅で洗濯可能なマフラー
マフラーの素材は、比較的「丈夫な合成繊維」などであれば、自宅で洗っても比較的問題はありません。 マフラーの洗濯表示に「洗濯可のマーク」がある場合は、「おしゃれ着用洗剤」を入れた「30度以下のぬるま湯」でお洗濯するのもいかがでしょうか。
洗い方は、洗剤がマフラーに浸透したら「30回程度を目安に押し洗い」をして汚れを浮かせましょう。次に、「洗濯ネット」に入れて、「洗濯機の弱モードで30秒を目安に脱水」します。あとは、きれいなぬるま湯で数回すすいで、水が汚れなくなったら、また洗濯機で脱水。
乾かすときには、マフラーの重さで「部分的に伸びないよう、平干しやハンガーでM字形にして乾かす」ようにしましょう。
まとめ
秋~春先まで愛用しているマフラーには、目に見えない「ほこり」の他、他の人の「風邪の菌」が残っていることも…。そして、その汚れは繊維の内側にも浸透。放っておけば、「シミ」や「黄ばみ」ができるかもしれません。
マフラーは、週1などクリーニングに出し過ぎる必要もありませんが、衛生面のためにも「定期的にクリーニングに出してアレルゲンの問題もクリアにしておきたい」ですね。