ぬいぐるみのクリーニング、料金やタイミング、メリットなど
子供の時から大事にしているぬいぐるみ。でも可愛いぬいぐるみには、手垢やほこりなどの汚れが…。そこで自宅でお洗濯しようと思いますが、下手すると風合いが変わったり、綿がヨレてしまうこともあるでしょう。
そんな不安なぬいぐるみのお洗濯の問題。実は、ぬいぐるみの洗濯・修理もクリーニングにお任せできるってご存知でしたか?ここでは、ぬいぐるみのクリーニングと料金、洗濯のタイミング、メリットについてご紹介します。
ぬいぐるみのクリーニング料金相場
クリーニングに出す機会も少ない、ぬいぐるみのクリーニング。気になるぬいぐるみクリーニングの料金は、「縦」と「横」の長さによって変わってきます。例えば30㎝以下なら2000円程度。120㎝ほどの大きなぬいぐるみなら、20,000円が相場です。
※長さには、たとえば「うさぎのぬいぐるみなら耳」「犬のぬいぐるみならしっぽの長さ」等も含みます。
あとは必要に応じて「抗菌加工」「防ダニ加工」「修理」などのオプションを付けるのもいかがでしょうか。
※加工は「1回で6カ月~1年程度もつ」と言われています。
※クリーニング料金を抑えるためには、自宅で洗うことができる装飾品は外しておきましょう。
ぬいぐるみをクリーニングに出すタイミング
長く大事にしているぬいぐるみには、汚れの他にも「雑菌」や「ダニ」が…。では、これらを防ぐには「どのくらいのタイミングでクリーニングに出すと良い」のでしょう。
遊び方によっても「汚れ具合」や「洗濯の頻度」は変わってきますが、ぬいぐるみの洗濯の頻度は、一般的に「3ヶ月に1回」、できれば「1シーズンに1回」はお洗濯したいですね。あとは定期的に「天日干し」をして、湿気やダニ、ハウスダストなどの影響を受けないようにしたいところです。
天日干しでは、直射日光による日焼けを防ぐため、「黒い袋に入れて3時間を目安に天日干し」します。その後は、掃除機で吸って、ぬいぐるみ表面のダニも取り除きましょう。
ぬいぐるみはハウスダストが溜まりやすい!
子供がぬいぐるみをポンポン叩くと、咳がコホンコホン…。ぬいぐるみにも、ダニやハウスダスト、花粉などのアレルゲンが潜んでいます。そしてアレルギーがひどい人だと、これだけで喘息やアトピー等を引き起こすこともあるでしょう。
アレルギー持ちの方は、定期的なぬいぐるみの洗濯(クリーニング)の他、3日に1回の「除菌スプレー」で、アレルゲンを防ぐのもいかがでしょうか。
クリー二ングにかかる日数
子供が可愛がっているぬいぐるみのクリーニングは、綺麗に仕上げてくれるのはもちろんですが、早く仕上がるというのも魅力的なポイントですよね。
そんなぬいぐるみクリーニングにかかる日数は、基本的に2~4週間、大きなぬいぐるみなら2~3か月ほどかかることもあるようです。でもクリーニングでは、ぬいぐるみの内側の汚れや菌、ダニも除去できるので、待ち時間も我慢です。
手洗いで洗ってくれるクリーニング店
型崩れの危険性もはらんでいる、ぬいぐるみクリーニング。クリーニング店は、できれば近くの所で、比較的安価なプランがあるお店にお願いしたいところですよね。
でも安い業者では、ぬいぐるみも「まとめ洗い」されて、原型とは異なる姿になってしまこともあるかもしれません。他にも、汚れが広がったり、色移りして「クリーニングに出さなければよかった!」なんてことも…。
ぬいぐるみクリーニングは、できれば「手洗い」で大事に洗ってくれる「ぬいぐるみクリーニングのプロ」にお任せしたいですね。
自然由来の洗剤で洗う
クリーニング店では、型崩れを防ぐために、水を使わないで洗う「ドライクリーニング」という方法で洗うことがあります。でも、ドライクリーニングでは、万が一「生乾きでドライクリーニング溶剤が残っていると火傷をしてしまう」ことがあります。
そう聞くと、子供用のぬいぐるみはクリーニングに出すのも迷いますよね。これは、きちんと自宅でも乾かせば問題はありません。それでも気になる場合は、天然由来の洗剤や、石けんで洗ってくれるクリーニング屋さんに任せるのもいかがでしょうか。
ぬいぐるみを自宅でお洗濯
ぬいぐるみにも、実は「洗濯表示」がついているって知ってましたか?ぬいぐるみのタグにも「洗濯可のマーク」があれば、手洗い可能です。洗濯方法は、まずおしゃれ着用洗剤を入れた水にぬいぐるみを浸けて、10~20回ほど押し洗いをします。
※不要な付属品は、予め外しておきましょう。
ある程度汚れが落ちたら、今度はきれいな水で、泡が出なくなるまですすぎます。あとはバスタオルにくるんでから、「洗濯機の弱モードで30秒を目安に脱水」しましょう。
脱水後は、軽く形を整えて、物干しネットで平干し。平干しの際は、直射日光の当たらない・風通しの良いところで1~2日は乾かしてくださいね。
洗えないぬいぐるみの種類
一般的に、洗濯不可とされているぬいぐるみには以下のようなものがあります。
・色落ちの危険性がある
・ウールや革、人工皮革等の特殊な素材のぬいぐるみ
・厚紙やプラスチック、機械が中に入っているぬいぐるみ
「洗濯不可の素材のぬいぐるみ」の汚れが気になる場合は、タオルで軽く「水拭き」、あとは「重曹」を使って汚れ・ニオイを落とすのが一番です。
重曹は、かるく振りかけるだけでOK。あとは30分放置してから掃除機などで吸い取ります。
※掃除機の吸い込みで、重曹が舞い散らないように気を付けてください。
またウールなどの毛皮や人口皮革は、水との相性が良くありません。これらの素材のぬいぐるみも、丸洗いをしないように気をつけましょう。あとは定期的に「除菌スプレー」を使って、綺麗な状態を維持できると良いですね。
まとめ
自宅では、ごわついてしまったぬいぐるみも、クリーニングのプロによる手洗いでふわふわの質感に元通り!水洗いできないぬいぐるみも、クリーニングなら「水を使わない溶剤」で洗濯可能(または部分洗い可能)です。
親切なお店であれば、洗濯の他、「糸のほつれ」や「壊れた部品の付け替え」などの修繕も行ってくれますよ。ボロボロになって収納したままのぬいぐるみも、一度クリーニング店で相談してみるのもいかがでしょうか。