毎日子供が着る学生服。クリーニングの頻度や料金の相場は?
子供が中学生になり、毎日のように学生服を着用するようになると、お母さんは「いつ・どのくらいの頻度でクリーニングに出したら良いか」気になるところ。
学生服も、自宅でお手入れできるならしたいけれど、変に色落ち・型崩れしないか心配…。でも学生服のクリーニングは、料金も手頃!クリーニングでは、生地のダメージを防ぐ効果も期待できますよ。
ここでは学生服のクリーニング料金の相場と適切な頻度、クリーニングに出す時の注意点についてご紹介します。
学生服のクリーニング、料金の相場は?
定期的にかかる学生服のクリーニング料金ですが、相場は「上下で1,000〜1,500円程度」で良心的なお値段と言えそう。あとは制服の状態に合わせて「上質仕上げ」などのオプションをつけると別途料金が加算されます。
オプション内容は他にも、抗菌、撥水、折り目加工など様々。オプション料金は、500円前後で追加できるものがほとんどです。花粉症持ちの子には「花粉防止加工」を付けて症状を抑えるのもいかがでしょう。
できればワイシャツやブラウスも、長期休みの前にはクリーニングに出して、必要であれば適切なオプションを付けて「繊維の奥に残っている汚れによるシミ」も防ぎたいですね。
学生服をクリーニングに出す頻度
毎日着用する学生服は、比較的厚みがあるので毎日のようにお洗濯することはできません。お母さんによっては、土日を使って手洗いする方もいますが、洗濯もアイロンがけも大変!また洗い過ぎると、繊維が毛羽立ちそうな気もしますよね。
そのため学生服は、「月に1回程度のクリーニング」で生地を傷めず・汚れを除去。「自宅でお手入れしている場合は、シーズンオフに1回」を目安にクリーニングに出して、生地の状態を維持できると良いですね。
ドライクリーニングと水洗い
洗濯というと、水洗いで洗うのが一般的だと思われますが、学生服の水洗いは「繊維を傷みやすくして・型崩れ等を引き起こしやすくする」ことがあります。
そのため学生服をクリーニングに出すと、ほとんどの場合は「水を使わない石油系の液体洗剤」で洗う「ドライクリーニング」という洗濯方法になります。
ドライクリーニングは、汗や雨などの「水溶性の汚れ」に適していて、型崩れの心配もなく・早く仕上げることができますよ。でも学生服に「油系の食べ物」が付着したり、「ニオイ」が気になる時には、「水洗い」で洗ってもらった方が良いでしょう。
※水洗いの場合は、仕上がりに時間がかかることもあります。
その上で、水溶性の汚れも落としたいなら「ウェット加工」などのオプションをつけて、水洗いとドライクリーニングの両方で洗ってもらうのもいかがでしょうか。
学生服をクリーニングに出す時の注意点
学生服をクリーニングに出すとき、ほとんどの方は「上下セット」で出すと思います。でも、ズボンだけ汚れが酷いからといって片方だけクリー二ングに出していると「上下の色合いが変わる」ことがあります。
そのため学生服のクリーニングは、できれば上下セットで出した方が良いでしょう。そして「校章の入ったボタン」や「取り外し可能な付属品」は、クリーニングのまとめ洗いで無くなることがないように、外しておいたほうが無難です。
あとは「部分汚れ」や「ニオイ」「糸のほつれ」等、気になるところがあれば予め伝えておくようにしましょう。必要であれば、適切なオプションも付けてクリーニングの効果を高めてくださいね。
学生服着用後のお手入れ
学生服のクリーニング頻度を抑える為には、毎日のお手入れも大切!汗や雨による湿気は、ハンガーにかけて蒸発させて、「シワ」や「ヨレ」も防ぎましょう。学生服の汚れやニオイが気になる時には「お湯に浸して絞ったタオルを使って叩いて拭きとる」と良さそうです。
それでもニオイが気になる場合は、「衣類用の消臭スプレー」などを使って除菌効果もアップ!休日になり自宅でお洗濯した後には、アイロンのスチームも使って除菌できると良いですね。
自宅での洗濯方法
学生服の洗濯表示に「洗濯可のマーク」がある場合は、自宅でお洗濯するのもいかがでしょう。汚れがある場合は「前処理」してから洗濯機でお洗濯。
学生服は、綺麗にたたんで「(丁度いい大きさの)洗濯ネット」に入れてから、「おしゃれ着用洗剤」を入れて、「ドライコース」や「手洗いコース」などのやさしい水流で洗いましょう。
脱水後は、「洗濯シワ」が残らないように形を整えてから陰干し。特に、冬用の上着は、洗濯することで「型崩れ」しやすくなります。そのため脱水後は、必ず手で挟むように叩いてシワを伸ばして、型崩れも防ぎましょう。
学生服を手洗いする場合
手洗いで学生服を洗う場合は、まず汚れている部分を外側にして綺麗にたたみます。次に、たらいなどに「30℃以下の水」と「洗剤」を入れたら「50回を目安に押し洗い」をしましょう。
※ニオイが気になる場合は、1~2時間ほど浸け置きしてから洗いましょう。
学生服は、型崩れにも気を付けて丁寧に押し洗いをしたら、洗濯機で脱水。水を換えて、すすぎも同じように押し洗いをします。そして洗っても「水の濁り」や「洗剤の泡」がでなくなったら、脱水して形を整えてから乾かしましょう。
まとめ
晴れの日も雨の日も、毎日着用する学生服には「雨」や「汗」「皮脂汚れ」なども付きやすくなっています。ブラウスやワイシャツは毎日お洗濯できるものの、厚手の学生服は土日や長期休みを使ってお洗濯するしかありません。
でも学生服も、汚れやニオイが気になる時には、早めに対処しておきたいところ。自宅では「部分洗いだけしておく」にしても、休みの日には「シミ抜き」などのオプションも付けて、繊維の内側に残っている汚れも落としてもらいたいですね。