かばんをクリーニングに出すメリットや料金の相場
文房具の汚れが移ったり、雨やホコリ、食べ物の汚れが付着してしまったカバン。自宅では早めに綺麗にしておきたいところですが、デリケートな素材でできている場合は「傷はつかないか」「シワが付いたりしないか」も気になるところですよね。
でもクリーニングなら、これらの問題もスッキリ解決!ここではカバンをクリーニングに出すメリット、カビが出来た時の対処法、かばんのクリーニング料金についてご紹介します。
かばんをクリーニングに出すメリット
かばんをクリーニングに出すメリットには「素材に合ったクリーニングができる」「クリーニング店によっては最短4日などで仕上がる」などがあります。
エナメルや爬虫類などの特殊加工のバッグも、別途見積もりになることはあるものの、「素材に合った方法」で丁寧に洗ってもらうことができますよ!クリーニングでは「まとめ洗い」か「手洗いで洗ってもらえるか」なども確認してから依頼するようにしてくださいね。
かばんは放置しているとカビになる?
クローゼットからカバンを取り出すとカビが…。カビは「湿度が高いところ」で発生しやすく、かばんの素材は「カビにとって栄養の宝庫」とも言えます。
特に革のかばんには、カビが好きな「タンニン」や「油脂」「皮革用のクリーム」「使う人の手の油」もたっぷり! そのためカビが生えないようにするためには、カバンの「防カビ効果」も高めて、「雑菌やカビが繁殖しないような環境」に保管する必要がありそう。
かばんをクローゼットに収納するときには、物をギュウギュウに詰め込まないで収納して、時々クローゼットの中の空気も換気するようにしましょう。
革製のバッグとカビの落とし方
革製のバッグにカビができてしまった場合は、まず「濡れタオル」で拭き取りましょう。
※このとき乾いたタオルだと「カビの胞子」が空気中を舞うことになります。
それから「日焼け」に気を付けつつ、10~14時まで太陽光に当てて殺菌!カバン残っている「タオルの水気」も乾かします。あとは「素材に合った保湿クリーム」を塗って、乾拭きしたら完成です。
しつこいカビには消毒用エタノール
しつこいカビには「消毒用エタノール」を使うのもいかがでしょう。ただし消毒用エタノールは「革を変色」させてしまうこともあります。まずはカバンの目立たない部分で試してから使用するようにしましょう。
消毒用エタノールは「乾いたタオル」に付けて、カビ部分をかるく軽く叩くように拭き取ります。縫い目部分などの細かいところには「綿棒」などを使って拭き取りましょう。
あとは、また「紫外線」に当てて、「手入れしにくいところにあるカビ」も殺菌!最後に「保湿クリーム」をムラにならないように薄く縫って、均一に伸ばします。
※塗り方や分量の詳細は、クリームの説明書きの指示に従ってください。
ナイロンと本革のカバン
皮製と一言で言っても、素材は一般的な「ナイロン」か「本革」かによって、お手入れ方法は変わってきます。でも「エタノール」は、ナイロンバッグにも使用可能です。
お手入れ方法は、まずナイロンバックに「消毒用エタノールを吹きかける」などして、カビを落としてから「濡れタオル」で拭き取ります。かばんが「洗濯機可の素材」であれば、洗濯ネットに入れて「手洗いコース」などのやさしい水流で洗いましょう。
洗剤は「おしゃれ着用洗剤」で、生地のダメージも抑えられると良いですね。あとは「1分を目安に脱水」して、「風通しの良いところ」で内側までしっかり乾かしましょう。
カビのお手入れに失敗した!
「カバンのお洗濯に失敗した!」または「カビがなかなか落ちない…」という場合は、クリーニングで「色補修」などのオプションを付けるのもいかがでしょう。
状態によっては復元不可能な場合もありますが、基本的には「色落ち」や「色褪せ」「擦り傷」したカバンも、補修で「新品のような仕上がり」に戻してもらうことができますよ!
因みに、本革のかばんのカビ取りクリーニングの値段は、3,000~5,000円程度。高級クリーニング店であれば15,000円~20,000程度になることもあります。それでもお気に入りのカバンが、「購入時のような状態に戻る」のなら安いものかもしれません。
かばんのクリーニング料金相場
カバンのクリーニング料金は、「クリーニング店」や「カバンのブランド」「大きさ」「素材」「状態」などによって変わってきます。一般的には2,000円程度というところが多いものの、高価なカバンになると2万円程度になることもあるようです。
またクリーニング店では、「得意としている素材」や「ブランド」も異なります。そのためカバンのクリーニングは「お値段」だけではなく、「カバンの素材やブランド、状態に合ったクリーニングを施してくれるお店」に依頼するようにしましょう。
まとめ
空気の流れの少ないところで、湿気が溜まり、お気に入りのカバンにも「カビ」が…。でも「かばんのカビ」や「汚れ」も、クリーニングなら生地を傷めることなく綺麗にしてもらうことができますよ。
クリーニングでは「カビのシミ」が残ることはあっても、「カビ菌」は殺菌可能!あとは自宅の洗濯機で洗って「擦れてしまったカバン」も「しつこいカビによるシミ」も、補修で「元のような仕上がり」に復活するかも!?
高価なカバンやお気に入りのカバンは、できればクリーニングに出して「素材の寿命」も延ばしてもらってくださいね。